ロココはロカイユ(rocaille)に由来する言葉です。
ロココ〜ロカイユとは、岩という意味で、バロック時代の庭園に造られた洞窟(グロッタ)に見られる岩組のことでした。
1730年代に流行していた、曲線を多用する繊細なインテリア装飾をロカイユ装飾(ロカイユ模様)と呼ぶようになりました。
ロカイユ装飾は、イタリアの貝殻装飾に由来すると考えられていますが、植物の葉のような複雑な曲線を用いた特有のものをロココ(ロカイユ装飾)といいます。
ロココ〜ロカイユは、新古典主義の時代(18世紀末~)になると、前時代の装飾様式が退廃的であるとして蔑称的に使われましたが、その後、時代一般の美術・文化の傾向を指す用語として、広く使われるようになりました。
ロココ様式(スタイル)、ロココ建築、ロココ趣味などと使います。
豪壮・華麗なバロックに対して、優美・繊細なロココともいわれるが、
ロココはバロックの一種と考える人もいるようです。
ルイ15世の愛妾で、才色兼備で知られたポンパドゥール夫人(1721年 - 1764年)を中心とする宮廷のサロン文化は、ロココの華といえるでしょう